歴史女子のつぶやき

歴史大好き女子が自分の視点で魅力を発信します

縄文時代へタイムスリップ

先日、歴史女子会を開き、久々縄文文化について皆で語り合いました。その地域独特の土偶があるけどそれがまた可愛いネとか。遊び心が感じられる土偶は、作った方の気持ちが伝わって来るねとか、などなど。様々な言葉が行き交う中で、特に縄文人の祈りについて皆が興味を持っていました。一万年以上も続いた縄文時代。その中で土器の製法や狩猟採取漁労、また食の保存法など、生活するうえでの知恵がどんどん発達していった時代、何のために土偶が作られたのか疑問に残ります。病気や怪我、出産といった人知が及ばない面に関しては、神頼みじゃないけど土偶も祈りを捧げる道具だったのだろうか。人間は病気や家族の死などに直面すると、空虚な気持ちにとらわれ何かにすがりたくなるものです。心の平和を求めるために土偶を作り、それに願いを込めていたのかもしれませんね。縄文時代も現代も人の精神の根底にあるもの。それは無意識に苦しみから逃れること。それが神にすがる唯一の行動なのでしょう。さて、堅い話はこの辺で終えて、日曜日に岩手県一戸町にある御所野遺跡に行ってきました。とても公園が整備されていて、住居跡や盛土遺構、配石遺構などがあり、800年に渡り人々が定住していたそうです。竪穴式住居に入れるので生活感が味わえて最高です! また 近くに縄文博物館があったので中を見学してきました。入り口には4000年前の焼けた住居の出土品や、巨大スクリーンとプロジェクションマッピングで村を再現し、当時の様子が想像されます。また、鼻曲がり土面や深鉢形土器、注口土器など数多く展示されています。

縄文文化に興味のある方へお勧めの施設です。